ソトコト編集部制作

断熱性能によって健康リスクが変わる

断熱性能によって健康リスクが変わる

住宅の断熱性能はQ値でわかります

現在、日本の新築住宅は、「住宅性能表示制度」により性能レベルの表示が導入されている。住宅性能を10項目に分け、それぞれ評価基準が決められており、そのうちのひとつ「温熱環境性能」では、「省エネルギー対策等級」として、エネルギー効率の良さを4ランクで示している。レベルは等級1~等級4まであり、等級が高くなるほど、効率のよい住宅を意味している。

これを理解するため、覚えておいてほしいのが『Q値』だ。住宅の熱損失係数を表すもので、数値が低いほど性能が高いことを示す。日本の制度上の最高はQ値2・7(等級4)。暖房負荷が年間およそ70キロワットを消費すると想定されているが、環境先進国ドイツの場合、近い将来15キロワットの義務化を目標にしているという。これはQ値にすると0・8以下と他国を凌駕するもの。そして日本でも、今後、Q値1以下が求められていくだろう。健康と快適、そして省エネを併せ持つ住宅づくりには高断熱は欠かせないスペックだからだ。今後、家の性能を判断するときは、Q値からチェックしていきたい。

断熱性能と室温、暖房費シミュレーション

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モデルプラン概要

●モデルプラン:住宅事業建築主の判断基準プラン(温暖地用)
●建設地:東京(6地域:旧Ⅳ地域)
●構造:木造軸組工法2階建
●延床面積:120.08㎡、3LDK+和室

表ないの数値の読み方

Q値:熱損失係数の略。建物の保温性能を表す指標。(値が小さいほど高性能)
C値:相当隙間面積の略。建物の気密性能を表す指標。(値が小さいほどが高性能)
U値:熱貫流率の略。熱の通りやすさを示す指標。(値が小さいほど高性能)

換気:第1種換気/給気も排気も機械によって強制的に行う。
第3種換気/給気は室内との圧力差で自然の外気を取り入れ、
排気を強制的に行う。『排気型』と呼ばれる。

家のイラストそばの数値:屋根、壁、床は断熱材の厚さ(単位/mm)、窓はU値を示す。

※シミュレーションは全て「建もの燃費ナビ」で計算しています。
※Q値と室温の関係は近畿大学建築学部岩前研究室より提供。

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